2026.08.31 News

 【イベントレポート】“台所の油”のリサイクルを楽しく学ぶ「こねこね石けんづくり」を板橋で開催

8月24日(月)、板橋区立エコポリスセンターにて、幼児・小学生の親子を対象とした環境ワークショップ「こねこね石けんづくり」を開催しました。

当日は全3回を実施し、合計39名の親子が参加。使い終わった食用油がどのようにリサイクルされるのかを学んだあと、廃食用油を原料にした材料を使った石けんづくりに挑戦しました。

会場は、環境について、触れて・感じて・学べる施設「エコポリスセンター」様々な展示があります

「使い終わった油、どうしてる?」クイズを交えて楽しく学ぶ

石けんづくりの前には、全国油脂事業協同組合連合会 事務局長の塩見さんによる、「油のリサイクル」をテーマに約15分間のレクチャーを行いました。「おうちで唐揚げを揚げてもらっている人?」「使い終わった油をどうやって捨てているか知っている人?」といった身近な問いかけからスタート。子どもたちも元気に手を挙げながら、熱心に話を聞いていました。

レクチャーでは、家庭で使い終わった食用油の扱い方についても紹介しました。油は固めてごみとして捨てることもできますが、液体のまま回収拠点へ持ち込むことで、資源としてリサイクルすることができます。 また、排水口にそのまま流すと水環境への負荷につながるため、適切に回収することの大切さも伝えました。
現在、板橋区内でもスーパーや公共施設などへの回収ボックスの設置を進め、家庭から出る油を回収する仕組みを広げています。集められた油は、不純物を取り除くなどの工程を経て、石けんをはじめとするさまざまな製品や資源へと生まれ変わります。将来的には、地域で集めた油を地域で使うものへと生まれ変わらせる、地域内での資源循環も目指しています。

さらに、使い終わった食用油は「廃食油(UCO=Used Cooking Oil)」と呼ばれ、石けんだけでなく、飼料やプラスチック、燃料など、さまざまな用途に活用されていることもクイズ形式で紹介。「どんなものにリサイクルできるでしょう?」という問いに、子どもたちは思い思いの答えを考えながら参加しました。 油のリサイクルは最近始まったものではなく、日本では古くから油を大切に使ってきた歴史があることも紹介。昔の人々が使用済みの油を肥料や行灯の燃料などに活用していた話や、「油」にまつわる妖怪の話も登場し、子どもたちが楽しみながら資源循環について考える時間となりました。

学んだあとは、いよいよ「こねこね石けんづくり」!

レクチャーの後は、廃食用油を原料にした材料を使って、親子で石けんづくりに挑戦です。袋に入った材料を一生懸命こねたり、好きな形に整えたりと、会場はにぎやかな雰囲気に。親子で相談しながらつくる姿や、完成した石けんを嬉しそうに見せる子どもたちの姿も見られました。

普段何気なく使っている“台所の油”が、捨てればごみになる一方、きちんと回収すれば新しい資源になる――。
今回のワークショップが、親子で身近な暮らしと資源循環について考えるきっかけとなりました。

アールイーでは今後も、地域の皆さまとともに、廃食用油をはじめとした身近な資源の循環について、楽しく知り、行動につなげられる機会をつくってまいります。

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